2012年4月5日木曜日

がん幹細胞維持の仕組み解明されました。 再発防止や根治法開発につながる道です。

がん幹細胞維持の仕組み解明=根治法開発に道―東大医科研など

通常の細胞と同様に、がん細胞にも元となる「がん幹細胞」があるが、東京大医科学研究所などの研究チームは2日までに、このがん幹細胞が体内で増殖 能力を維持する仕組みを解明し、米科学アカデミー紀要電子版に発表した。抗がん剤などでがん細胞を死滅させても、残った幹細胞が増殖してがんを再発させる 例も多く、研究成果はがんの根治療法開発につながると期待される。
 東大医科研の後藤典子准教授と日野原邦彦特任助教らの研究チームは、患者から摘出した乳がんの幹細胞を培養し、どのような分子が増殖能力を左右するかを調べた。その結果、細胞膜にある受容体に結合するたんぱく質「HRG」が増殖能力に大きな役割を果たすことが分かった。
 さらに、HRGが結合した後の細胞内の反応を調べると、酵素の活性化を通じて最終的に炎症や細胞増殖に関与する「NFκB」と呼ばれるたんぱく質を働かせ、これが幹細胞に増殖能力を維持させていた。 

[時事通信社]
2012年 4月 3日 7:42 JST
http://jp.wsj.com/Japan/node_419304

がん幹細胞維持の仕組み解明されました。
再発防止や根治法開発につながる道です。

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