新しく開発された触媒により、自然界の光合成のスピードと
同等の変換率が記録されたという 記事がありました。
これにより 将来的に化石燃料と同等に
安価でエネルギーを得られる未来を 実現できる可能性があるそうです。
以下引用
植物は光合成によって太陽光をエネルギー源として、
二酸化炭素と水から糖や酸素を作り出している。
ヒトの経済活動により多くの二酸化炭素が排出され、
また 化石燃料の枯渇も不安視されることから、
アメリカ、日本、ヨーロッパを中心30年以上も、
大気汚染もなく再生可能なエネルギー源として人工的な光合成が研究されている。
人工光合成においての一番の問題はそのスピードであり、
これまで自然界の光合成スピードに対抗しうるものは産まれていなかった。
そこでスウェー デン王立工科大学のLicheng Sun博士率いる研究チームによって
開発された新たな触媒によって、自然界の光合成スピードと同等の変換率が記録された。
Sun博士によると、これは明確に世界最速であり人工光合成の開発において大きな進歩となったという。
これにより将来的に水素を生成するための、大規模な工業施設の建設が可能となり、
また従来の太陽電池技術と合わせることで、
より効率的なものを開発できるようになるだろう。
そして今後10年で、化石燃料と同等に安価なエネルギーを
得られる技術を開発することも可能だろうという。
元記事:
Artificial Photosynthesis Breakthrough: Fast Molecular Catalyzer
参考記事:
小記事:世界一早い人工光合成触媒の開発