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2012年2月24日金曜日

コーヒーにまつわる5つの誤解



自分は毎日のようにコーヒーを飲みます。 そういう人も多いのではないでしょうか?
時々、コーヒーはあまりよくないんじゃないの?なんて話を聞くことがありますが
体に悪いとされている誤解をまとめているサイトがありましたので
紹介します。

誤解 コーヒーは異に悪い

コーヒーに含まれるカフェインは胃液の分泌を活発にする効果がある。
食後に飲むと、胃のはたらきが促進されて消化が進むが
胃酸過多や胃潰瘍の人が大量にコーヒーを飲むと
胃液によって胃壁が荒れがちとなる。 空腹時も避けたほうがよいかもしれないが
「コーヒーは胃に悪い」とはいえない。

誤解 コーヒーを飲むと便秘になる

タンニンという成分。収斂(しゅうれん)作用を持っており
大量に摂取すると便秘を起こすとされる。
コーヒーに含まれているのは、タンニンそのものではなく
クロロゲン酸という成分。 ポリフェノールの一種で、タンニンとよく似たはたらきをするが
コーヒーには4~5%と少ししか含まれていない。
よほどがぶ飲みでもしない限り、便秘の心配はない。

誤解 コーヒーを飲むと肌が荒れる

アメリカの研究によれば、コーヒーにはポリフェノールの一種であるクロロゲン酸類を始め
豊富な抗酸化物質が含まれており、肌の張りや老化防止にはむしろうってつけだそうだ。
カフェインが持つ利尿作用や新陳代謝の促進作用も、美肌づくりには欠かせない要素だ。

誤解 コーヒーは肝臓に負担がかかる

二日酔い防止には効果てきめん!コーヒー中のカフェインが、
肝臓や腎臓のはたらきを活発にし、アセトアルデヒドの分解を助けてくれる。
利尿作用があるため、体内のアルコール排出も促進される。

誤解 コーヒーの飲みすぎはがんになる。

コーヒーに含まれるクロロゲン酸や、クロロゲン酸が分解してできるカフェ酸は
がんの発生や増殖、転移を抑えるとされ、最近ではがん予防効果について研究が進んでいる。
例えば1日1杯以上飲む人は、肝臓がんによる死亡リスクがまったく飲まない人の半分に
3杯以上なら胃がん発生率が半分になるという結果もある。
※ほんとうにがん予防効果があるかどうかはまだ検証中である。


関連リンク




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2012年2月8日水曜日

ワインが健康に良いは嘘だった。- アメリカの研究が“都市伝説”暴くー


あまりお酒を飲まない自分が唯一たしなむ程度にワインを飲むことができる。

ワインは他のアルコール飲料より健康にいいと
聞いてたから飲みの席ではワインをよく注文をしていた。

しかし、この「ワインが健康に良い。」というのは長年ずっといわれているだけで
じつは、捏造のようだというニュースが飛び込んできました。

2012年1月19日の健康百科というWEBサイトの健康ニュースにて
下記ニュースが記載されていました。

以下は引用です。

ワインと健康

酒にまつわる怪しい都市伝説は多い。その1つが、ワインは他のアルコール飲料より健康に良いというものだ。実際のところどうなのだろう。米テキサス大学のCharles Holahan氏らが、米医学誌「Journal of Studies on Alcohol and Drugs」の1月号(2012; 73: 80-88)に発表した論文によると、どうもこの都市伝説はウソらしい。


「フレンチパラドックス」が生んだワインの都市伝説


 フランス人が肉や乳製品を中心とした高脂肪な食生活を送っているにもかかわらず、心疾患などの生活習慣病に罹患する率が低いという「フレンチパラドックス」を説明する理由として、フランス人はよくワインを飲むからだといわれた時期が1990年代にあった。恐らくこのころから、健康に良いというワインの都市伝説が生まれたのだろうが、すでに「フレンチパラドックス」自体が否定されている(「Archives of Internal Medicine」2009; 169: 659-69)現在でも、ワインに特別な効能を期待する向きは多い。

 Holahan氏らは、55~65歳の男女802人を、飲酒習慣によって3つのグループに分けた。内訳は、全く飲酒をしないグループ(345人)、ワインを主に(飲酒量の3分の2以上)適度に(1日1~2杯程度)飲酒するグループ(176人)、ワインはほとんど飲まない(飲酒量の3分の1以下)が他のアルコールは適度に飲むグループ(281人)の3群。その後の寿命を、20年にわたり追跡調査した。


ワイン好きが長生きなのはワインのせいではない

その結果、飲酒群は非飲酒群より有意に長生きしたが、主にワインを飲む群とワインはあまり飲まない群では、寿命に有意な差が見出せなかった。

主にワインを飲むか飲まないかだけで単純に両者を比較した場合、後者は前者より死亡率が1.85倍も高かったという。しかし、ワインをあまり飲まない群は、より高齢で、男性の比率、健康に問題を抱える人の割合、喫煙率がすべて高く、社会経済的な地位も低い上、積極的な運動もしないという傾向が認められたため、それらの要因を差し引いたところ、両者の間の差がなくなってしまった。つまり、主にワインを飲む人がワインをあまり飲まない人より長生きしたのは、ワイン自体のせいではなかったというわけだ。

 ワイン信奉者には少し気の毒な研究結果ではあるが、アルコールを適度にたしなむ人は、全く飲まない人より長生きできることは実証されたようなので、それでよいのではないだろうか。


参考リンク



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2012年2月7日火曜日

科学的に偽りであることが証明された体に関する10の迷信

ライフハッカー[日本版]で 興味深い記事がありました。

科学的に偽りであることが証明された体に関する10の迷信
という題材で、よく言われてる根拠がありそうな
体にまつわることが実は嘘であることが記載されています。

健康などに気をつける自分としては、
理解をしておくべき内容なので、
こちらにも、保存しておきます。

以下は、ライフハッカー[日本版]の引用です。

頭を剃ると髪が濃くなる

人気コメディドラマ『Seinfeld』の中でも、「剃ると2倍濃くなるぞ」と周りに警告されながら、ジェリーが胸毛を剃ることを決意するというエピソードがありました。ドラマ中ではいざ知らず、現実の世界では全くのガセネタです。もし剃って髪の毛が濃くなるなら、髪が薄くなったのを気にしている人はみんな頭を剃るはずです。子どもの健康の研究者Rachel C. Vreeman氏と小児科の助教授Aaron E. Carrol氏は、次のように説明しています。
この情報が間違っていることは科学的に証明されています。1928年に行われた医学的な調査で、頭を剃ることは髪の成長とは何の関係もないことが明らかになっています。さらに、その後の研究でも、頭を剃ることが髪の濃さにも、成長速度にも無関係であることがわかりました。
髪を剃るという行為は、頭の表面から髪の毛のすでに死んでしまった部分を取り除くだけであり、頭皮の中にある生きた部分(すなわち毛根)には何ら影響を与えません。おそらく剃り上げたばかりの頭の毛は、通常の毛髪のように先端が細くなっていないので、あたかも毛が濃くなったような印象を与えるのでしょう。また、生えてきたばかりの髪の毛は、太陽光や化学物質による脱色作用をまだ受けておらず、比較的濃い色を保っているのも、髪が濃くなったという印象を与える一因かもしれません。
剃られた頭は粗野な印象を与えるので、髪が濃くなったように見えるだけで、実際はそうではないようです。


カロリー計算だけしてればいい

多くの人が、体重をコントロールするには摂取カロリー量と消費カロリー量だけ気にしていればいい、と思っているようです。しかし、人体はそれほど単純なものではありません。たしかに摂取するカロリーを減らすことで、ある程度の効果はありますが、すべての食品に同等に当てはまるわけではないです。例えば、キャンディーバーとキュウリはほぼ同じカロリー量ですが、味も違えば含まれる栄養素も異なります。この2つの食品が人体にまったく同じ影響を与えるとは考えられません。
カロリーがすべてだと考えることの問題は、カロリーを何か人体に直接関係あるものだと思い込んでしまうことにあります。カロリーは熱量を計る単位であり、基本的には食べ物に適用される単位ではありません。Wikipediaによると、カロリーは「1グラムの水の温度を1度上昇させるのに必要なエネルギー」とあります。つまり、カロリーは測定値のことであり、人体が燃料として使う具体的な何かではないのです。実際に人体が使うのは、消化した食べ物や飲み物の中に含まれる栄養素です。いくら低カロリーだとしても、ジャンクなものを食べれば健康によいわけはありません。
一方で、栄養学の教授Mark Haub氏の著書『twinkie diet』を引き合いに出して反論する人もいます。Haub氏は、3分の2がジャンクフードで構成された低カロリーダイエットを実践し、それなりの効果をあげています。しかし、これは一例であり、万人に当てはまるわけではありません。Haub氏本人でさえ自らの発見に疑問を感じているようです。
この結果は何を意味するのでしょうか? 私が人一倍健康だということでしょうか? それとも、我々は健康に関して生物学的な何かを見落としているのでしょうか?
Haub氏は、一日当たりのカロリー摂取量を800カロリー減らしました。これはとても大きな数字で、体重の増減にカロリーが大きく関わることには疑いはありません。しかし、カロリーを計算しているだけでは、体全体のことは把握できないのです
糖分の消化過程は、異なる食品が異なる結果を生むよい例を示しています。Michael Eades博士は、Ancel Keys氏の研究とJohn Yudkin氏の2つの研究を例に挙げています。どちらも異なる栄養素を含む、低カロリーな食品についての研究です。Keys氏の研究では、炭水化物をたくさん摂り、脂肪はあまり摂りませんでした。Yudkin氏の研究では、反対の条件でした。結果はかなり異なり、Yudkin氏の被験者達が健康状態で実験を終えたのに比べ、Keys氏の被験者達は健康とはいえない結果で終わったそうです。
食事療法士のKari Hartel氏は、人体における栄養素の処理過程について次のように説明しています。
食物繊維は、体内で完全に消化されることはなく、摂取してもあまりカロリーが増えません。タンパク質は、消化されるときに他の栄養素に比べ多くのカロリーを消費します。また、タンパク質は食べ物が胃から腸へ移動する時間を遅らせる作用があり、満腹感を持続させる効果があります。
毎日決められたカロリー摂取量だけを守っていれば健康になれる、というアイデアは魅力的です。しかし、現実的には食べ物と人体の関係はもっと複雑です。カロリー摂取量を減らすことが減量に効果的だとしても、カロリーだけが指標になるわけではありません。現在の体重、目標減量値、食事の栄養バランス、燃焼カロリー量、エクササイズで増加した筋肉量、一日のうちにじっとしている時間など、あらゆる要素が健康と減量に関係します。たしかにカロリーを大幅に削減すれば短期的な減量効果は見こめるかもしれませんが、トータル的な健康を考えた場合には、他の様々な要素にも気を配る必要があるのです


睡眠時間は一日8時間必要

よく一日8時間睡眠が必要だと言いますが、たとえ誰かにとってはそれが真実だとしても、万人に当てはまるわけではありません。
『Hindustan Times』は、ヨーロッパでのある研究結果について指摘しています。この研究で、「ABCC9」で知られる特定の遺伝子を持っている人は、平均的な人に比べて極端に短い睡眠をとるだけでよいことがわかったそうです。同じ遺伝子はミバエにも見つかり、科学者たちはこの遺伝子を操作することによって、ミバエが休息する時間を操作することができました。人によって、必要な睡眠時間は様々なのです。8時間必要な人もいれば、8時間では多すぎる人もいます。
さらに、『Wired Magazine』は睡眠の代わりになると言われている「オレキシンA」という化学物質について紹介しています。この物質は人体にも少量存在しており、この物質が枯渇すると人間は疲労を感じます。不眠症治療のために、オレキシンAを鼻腔スプレーに入れて処方する実験も行われているようです。
UCLAでは、疲労したサルにオレキシンAを投与する実験が行われました。30~36時間、睡眠を取らせずにおいたサルのグループにオキシレンAを与え、別のグループにはプラシーボとして塩を与えて、標準的な認知テストを行いました。オキシレンAを与えられたサルが、睡眠不足でない通常のサルと同程度のスコアを出した一方で、塩を与えられただけのサルは極端に悪いスコアだったそうです。
オキシレンAは発見されて間もない物質ですが、睡眠が一般的に考えられているようなものではない可能性を示唆しています。もちろん、誰にでも当てはまるわけではないとしても、一日に8時間の睡眠をとることは悪いことではありません。


薄明かりでの読書は目が悪くなる

暗いところでの読書は眼によくないと言われています。それが、ベッドサイドのランプや読書用ライトが売られている理由です。皆さんも親や先生から「本を読む時はライトをつけなさい」と言われてきたのではないでしょうか。ところが、子どもの健康の研究者Rachel C. Vreeman氏と小児科の助教授Aaron E. Carrol氏によると、薄明かりでの読書は眼を緊張させるものの、深刻な問題を引き起こすことはないとのことです。
今日の眼科学における共通認識は、薄明かりで読書をしても眼に深刻なダメージを与えることはない、というものです。暗いところでの読書は眼の緊張を引き起こしはしますが、眼の機能や構造に回復不可能なダメージを与えることはありません。シェーグレン症候群(自己免疫疾患の一つ)の患者でさえ、眼を緊張させる条件下で読書をして視力が低下した後でも、読書を止めるとまた視力が回復したという報告があります。
かつて近視に関するあるレビュー記事が、薄明かりで読書したり本を顔に近づけすぎると、眼球の成長を妨げたり、屈折障害を引き起こす可能性があると結論付けたことがありました。その記事が引用した証拠は、近視の増加率の疫学的証拠と、学術経験者の近視率の高さでした。著者はこの仮説はまだ「科学的な信用を得る」始まりの段階だと述べていたのですが、過去において、ろうそくやランタンなどの薄明かりでの読書が一般的だったとしても、そして、過去数世紀において近視が増加したという事実を加味しても、薄明かりでの読書が眼に悪いという証拠にはなりません。このレビュー記事とは対照的に、多くのオンラインの専門家は薄明かりでの読書は眼にダメージを与えないという結論に至っています。


クラゲに刺されたらオシッコをかければいい

人気TV番組『フレンズ』のエピソードで、Monicaがクラゲに刺されたとき、Joeyが「オシッコをかければいいんだ!」と言う場面がありました。これはコメディードラマの一場面ですが、「クラゲに刺されたらオシッコをかけるといい」と本気で信じている人は大勢います。これは全くの間違いです。『Why Do Men Have Nipples?』の著者であるMark Leyner氏とBilly Goldberg博士は次のように言っています。
クラゲに刺されたときの正しい対処法は次のとおりです。まず傷口からできるだけ触手を取り除きます。可能なら手袋をしてください。傷口を酢でよく洗いましょう。酢に含まれる酢酸が皮膚に残っている刺胞(トゲの細胞)を不活性化してくれます。酢がなければ塩水でもOKです
ある実験では、尿やアンモニア、アルコールはクラゲの刺胞をむしろ活性化させてしまったそうです。つまり、傷口に尿をかけると被害はより拡大してしまいます。クラゲに刺されたからといって決してオシッコをかけないように!


代謝が悪いと太る

若くて代謝のいい身体の方が多くのカロリーを消費するのは事実です。だからといって、元気で健康的な人がみな代謝のいい身体を持っている、と結論付けるのは誤り。たとえば、ABC Newsが行った、肥満学の権威であるMayoクリニックのJim Levine博士へのインタビューが参考になります。Levine博士が、痩せている人と太っている人の代謝について調査したところ、結果は一般的に信じられていることとは違っていたそうです。痩せている被験者Kathy Stricklandさんと太っている被験者Dawn Campionさんを比較して、Levine博士は次のように説明しています。
太っているDawnさんの基礎代謝はかなり高いものでした。実は、肥満の人が痩せた人に比べて基礎代謝が高いことはよく知られた事実です。基礎代謝はその体を保つために燃焼するカロリー量なので、体が大きい人は基礎代謝も大きくなります。反対に体が小さければ基礎代謝も小さいのです。
Levin博士は、太り過ぎの原因は代謝の速度の問題というよりは、彼らの座りっぱなしのライフスタイルにあると考えています。太り過ぎの問題は、不健康な食事や運動不足、その他様々な要因が複合して起きるものであり、代謝だけが原因ではないということです。


寒かったり水に濡れると風邪をひく

母親から「風邪をひくからもう一枚ジャケットを着なさい!」と言われたことはありませんか? もしくは、水に濡れた後で冷たい空気に当たったとき、どうも具合が悪くなりそうだ...と感じたことはありませんか? どんな気分になったとしても、寒いからといって風邪をひくわけではありません。風邪はウイルスが原因であり、特定のウイルスに感染しなければひかないのです。『Why Do Men Have Nipples?』の著者であるMark Leyner氏とBilly Goldberg博士は、次のように説明しています。
寒かったり、水に濡れたからといって風邪をひくわけではありません。しかし、誰もそれを認めようとしないのです。一般的な風邪はウイルスによって引き起こされます。このウイルスはそこかしこにあり、接触を完全に避けることは困難です。また、風邪を引いている人に接触すれば感染しやすくなります。風邪を引いている人にはあまり近づかないようにするか、後でよく手を洗いましょう。睡眠不足や食生活の乱れも体の抵抗力を弱め、風邪をひく原因になります。風邪をひいたときは、よく休息をとり、きちんと食事をとるようにしてください。チキンスープを少し飲むのもお薦めです。
では、冬に風邪を引く人が多いのはなぜでしょうか? 『New York Times』がこの問いに答えています。
風邪は人から人へのウイルスの感染で起こります。冬になると、人々は室内で過ごす時間が長くなるため、人とより近い距離で長時間一緒にいる機会が多くなります。オフィスや家庭に風邪を引いている人がいれば、他の人にも感染しやすくなるわけです。もちろん冬でなくとも、風邪を引いている人には近づきすぎないほうがよいでしょう。


体温は頭から逃げやすい

体温が上がると一般的に頭も暖かくなってきます。それで、人は外出するときに頭に何かかぶって体温を保持しなければ! と思うわけです。この考えは的を得ているように思えますが、体の他の部位に比べて、頭から体温が逃げやすいという理由はどこにもありません。子どもの健康の研究者Rachel C. Vreeman氏と小児科の助教授Aaron E. Carrol氏は、帽子をかぶっても体全体の体温を保てるわけではないと指摘しています。
この迷信はおそらく、かなり昔の軍隊の極寒地におけるサバイバルスーツの研究から来ています。その研究では、極寒地における体温の奪われ方を調査し、このとき兵士達は全身をサバイバルスーツで覆っていたものの、頭部だけは露出していました。当然、「頭から最も多くの熱が逃げた」という結果になったわけです。
専門家によれば、もしこの実験を水着だけを着て行ったとしたら、頭部から逃げた熱は体全体から逃げた熱の10%にも満たなかっただろうとのことです。さらに最近の研究でも、頭部はとくに熱が逃げやすい部位ではない、ということが明らかになっています。体のどの部分であれ、露出している範囲が大きいほど、体温はより奪われるのです。よって、寒い屋外に出る時は体全体をカバーするようにしましょう。頭をカバーするかどうかは特別重要なことではありません。


ヘビの毒は吸い出せばいい

ヘビに噛まれたときに毒を吸い出すというのは、気持ち悪いだけでなく、あまりいい考えではありません。『Why Do Men Have Nipples?』の著者Mark Leyner氏とBilly Goldberg博士は、「そんなことをすればよけい傷口付近の感染が広がってしまう」と警告しています。American Red Crossによると、ヘビに噛まれたときは毒を吸い出す代わりに次のように対処すべきとのことです。
  • 傷口を石けんと水でよく洗う。
  • 噛まれた部位を動かさず、心臓より低くしておく。
  • 医療救助を呼ぶ。
場合によっては、毒のめぐりを遅らせるために止血帯を緩めに巻いておくのもよいでしょう。ただし、決して毒を吸い出そうとしてはいけません。


夢遊病者を起こすと危険

科学によって否定されたにもかかわらず、多くの人が未だこの迷信を信じています。おそらく、急に起こされてびっくりした夢遊病者が、思わず周囲の人を叩いたケースがあったのかもしれません。
夢遊病者は目を覚ましたときに自分がベッドにいないことに驚きます。彼らは方向感覚を失っており、多くの場合、自分が誰であるかも忘れており、それが恐怖を引き起こすのです。しかし、夢遊病者を勝手に歩き回らせておくほうがよっぽど危険。睡眠障害センターのディレクターAna C. Krieger博士は、New York Timesのインタビューで「最もよい対処法は夢遊病者をベッドまで連れ戻すことだ」と言っています。必要であれば起こしてもかまいませんが、そのままベッドまで誘導するほうがより安全な処置でしょう。


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