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2012年4月4日水曜日

ポップコーンを食べると高濃度のポリフェノール得えやすく老化を防げるという調査結果

ポップコーンを調理をうまくすれば
高濃度のポリフェノール得ることができて
老化を防ぎ健康を増進するという内容の調査結果がありました。


ポップコーンの効果


ポップコーンはその安さや手軽さから多くの人々に親しまれている。この度、チョコレートやナッツなどに含まれる健康に良い物質を研究する第一人者である、スクラントン大学のJoe Vinson博士によって、ポップコーンは単なる菓子ではなくポリフェノールを豊富に含んだ食品であることが分かった。

ポリフェノールとは果物や野菜に多く含まれており、抗酸化剤としての効果を期待されて多くの研究が行われている。活性酸素はその高い反応性により、細胞や遺伝子を傷つけ老化や様々な疾患の原因になると考えられているため、活性酸素を無害化する抗酸化剤は老化を防ぎ健康を増進する栄養素として注目を集めている。

果物や野菜にはポリフェノールが多く含まれているが、その多くは90%もの水分を含むためポリフェノール濃度はとても低くなってしまう。しかし、ポップコーンは4%しか水分が含まれていないため、高濃度のポリフェノールを得ることが出来る。

ポップコーン一食分に含まれるポリフェノールは300mgであり、スイートコーンの114mgや果物の160mgに比べてとても多く、またアメリカ人の平均摂取量の13%を補うことができる。

特に、歯に挟まるために多くの人々に嫌われているポップコーンの皮の部分には、最も高い濃度でポリフェノールや食物繊維が含まれている。Vinson博士によると、ポップコーンの皮はとても栄養価が高くもっと注目を受けるべきであろうという。

ポップコーンは100%未加工の全粒穀物から作られるため、完璧な菓子だと言えるのではないだろうか。例えばシリアルなどが全粒(Whole grain)だと謳っていても、それはその商品の51%以上が全粒穀物だという意味しかない。

そのため通常の生活を送っている人々は全粒穀物の推奨量の半分しか得られていない。しかし、ポップコーン一食分は一日の摂取量の70%以上をまかなう事ができるため、菓子を食べる感覚でそのギャップを埋めることができる。

しかしその調理法によっては気をつけなければならないとVinson教授は言う。ポップコーンは多くの場合、大量の油、砂糖、塩、バターなどを利用して調理されるため、調理法によっては脂肪やカロリーという点に措いて、栄養学的にとても問題のある食品になってしまうことがある。例えば、電子レンジで簡単にできるものや油で作ったものは、特に多くのカロリーを含んでいる。

また、ポップコーンには果物や野菜に含まれるビタミンなど健康に重要な多くの栄養素も含んでいないため、それらと単純に入れ替えることはできない。しかし適切な摂りかたをすることで、健康によい菓子となることだろう。


ポップコーンの効果

参照



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