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2012年3月6日火曜日

原発事故で汚染された土壌の放射性セシウムを99.9%除去できる技術



汚染土壌のセシウム、加熱処理で除去 99.9%が揮発

汚染土壌のセシウムを加熱処理し揮発させ、フイルターを通すことで99.9%セシウムを除去する方法を 太平洋セメント(本社・東京)や中央農業総合研究センター(茨城県つくば市)などの研究チームが開発した。 除染作業後の汚染土の保管量の減少につながると期待される。

 チームは福島県内の農地の汚染土に2種類のカルシウム化合物を加え、1350度まで加熱。セシウムの99.9%が揮発してフィルターで回収できることを確かめた。カルシウム化合物の添加で、土壌の粒子とセシウムの結びつきが弱まるのが今回の技術のポイントという。

 小型の電気炉で1時間加熱する実験では、土壌中に含まれる放射性セシウムが1キロあたり6万7300ベクレルから同29ベクレルへと激減した。

朝日新聞デジタル 2012年3月1日11時31分
http://www.asahi.com/national/update/0301/TKY201203010146.html

放射性セシウムの除染作業
そして、汚染土の保管量の減少につながる
素晴らしい技術だとおもいます。
技術の早期実用化に期待をしたい。

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2012年3月2日金曜日

玄米を精米して水で研ぐと、放射性セシウムを7割以上除去できる



玄米セシウム7割除去 精米後、水で研げば効果 放医研

放射能で汚染された玄米を精米して水で研ぐと、
放射性セシウムを7割以上除去できることが、
放射線医学総合研究所の田上恵子さんの研究でわかった。

現在、国の暫定基準値を超える米は市場に出回っていないが、
心配な人はよく水で洗うことで汚染を除けるという。
福島県内で採れた約200ベクレルのセシウムで汚染された玄米と、
82~98%に精製された米を水が透明になるまで、
研いだ後の米のセシウム濃度を比べた。
その結果、一般の白米と同じく91%まで精製した後に米を研ぐと、
73%のセシウムを除去することができた。
精製割合を80%台にしても、除去率はほとんど変わらなかった。

田上さんは「国の検査は玄米で測っており、たとえ数十ベクレルの値が出ていても白米を研げば、3分の1以下になる。安心して食べて欲しい」と話している。

[朝日新聞]2012年2月29日18時51分 http://www.asahi.com/science/update/0229/TKY201202290260.html
こんなニュースがありました。
賛否はあるとおもいますが、
私自身は専門的なことがわからないですが、
明るいニュースと捉えています。


このニュースを受けてコメントをしているブログもありました。
セシウムの化合物は水に溶け易いので、このことは容易に推測できる。
同じアルカリ金属でも、イオン化傾向には差があり次の順が知られる。

リチウム (Li)>セシウム (Cs)>ルビジウム (Rb)>カリウム (K)>ナトリウム (Na)

すなわち、セシウムはリチウムに次いで二番目にイオン化傾向が強い(溶け易い)ので、
カリウム (K)とかナトリウム (Na)を含む物質(食塩とか重曹)を少量添加して
お米を研ぐことにより、除去率をもっと上げられるのではないかと思います。
http://zaq.ne.jp/users/kazo/article/63/



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