2016年5月11日水曜日

選択肢は多いのと少ないのとどちらがいいか



選択肢は多いのと少ないのとどちらがいいか

基本的に選択肢が多様であることは消費者にとってポジティブなものと考えられます
しかし、あまりにも多すぎる選択肢は、
結果として合理的な判断を邪魔し思考停止を招いたします。


選択肢が多すぎるとむしろ合理的に選べなくなる
人が商品を購入するとき
成分表示、内容量、価格等を仔細にチェックして購入するようなイノベーター気質の人は
あまりすくなく。
安い「前に使ったものと同じ」「CMで見た」「友人に勧められた」というのが
選択理由になったりするケースが多いと思います。

選択の科学」の著者なシーナ・アイエンガー教授のリサーチに「選択の難しさ」を伝える有名な調査があります。

スーパーマーケットでジャムの試食とセールスの関係を調査したものです。
お店で24種類の試供品提示と6種類の試供品提示をしてみたところ、結果に大きく差が出たました。
圧倒的に注目を集めたのはやはり選択肢の多い24種類の試供品テストでした。
しかし、セールスに結びついたのは明らかに6種類の試供品テストだったのです。
6種類テストでは30%の人が実際に商品を会計し、
24種類テストではなんと3%しか購入行動には結びつかなかったといいます。

・24種類を用意した場合
→試食に来た3%の人が購入

・6種類を用意した場合
→試食に来た30%の人が購入

10倍の違いです。


選択肢が多いというのは注目を集めることに長けていますが
決断を促すのには向いていないようです。

集客と、コンバージョンのことを考えるとき
商品をシンプルに絞込、購入に繋がるように考えたいものです。

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