2012年3月22日木曜日

プラズマで悪性細胞死滅 卵巣がん治療に効果あり


プラズマで悪性細胞死滅 卵巣がん治療、効果確認

2012.3.20 13:56
特殊な装置で発生させたプラズマを卵巣がんの細胞に照射し、正常な細胞を傷つけずに悪性細胞だけを狙って死滅させることに、名古屋大の吉川史隆教授(産婦人科学)らの研究グループが成功し、19日発表した。

吉川教授は「手術、放射線治療、抗がん剤が現在のがん治療の柱だが、プラズマが第4の柱になる可能性がある。卵巣がん以外のがんにも効果が期待できる」と話している。成果は米科学誌アプライド・フィジックス・レターズに掲載された。

プラズマは通常、大気中で発生させると高温になるが、グループは大気中でも低温のプラズマを発生させる装置を開発。
このプラズマをシャーレ上に培養したがん細胞に照射すると、炎症を伴わずに自ら死ぬ「アポトーシス」という反応を引き起こすことを発見した。
炎症により周りの細胞を傷つけることもなく、がん細胞だけが死滅した。
研究では、約10分間の照射によりがん細胞の7割が死滅。
一方、プラズマを正常な細胞に照射した場合、死滅する細胞数は少なく、ほとんど影響がないとの結果を得た。
今後、アポトーシスがプラズマ照射によって引き起こされる詳しい仕組みの解明を目指す。 http://sankei.jp.msn.com/science/news/120320/scn12032013570001-n1.htm

がん治療にとっては役立つ新しい技術ですね。

2012年3月21日水曜日

SFのワンシーンのような風景写真

michael andersonという方の風景写真がとても印象的でした。
この世にあるものではないような、まるでSF映画のような風景写真がWEBサイトに掲載されています。

SFのワンシーンのような風景写真



michael anderson
http://www.michaelandersongallery.com


2012年3月19日月曜日

1日数粒のベリーが脳機能の改善や認知機能を向上


1日数粒のベリー、脳機能の改善効果 米研究

  • 2012年03月14日 13:58 発信地:米国
【3月14日 Relaxnews】1日数粒のベリー摂取が精神機能低下など、加齢に伴う疾患の予防に役立つとする研究が、米専門誌「Journal of Agricultural and Food Chemistry(農業・食品化学ジャーナル)」に掲載された。

研究は前週、米国化学会(American Chemical Society)が発表した。イチゴやブルーベリー、ブラックベリーなどのベリー類の摂取が鮮明な記憶の維持に役立つとともに、ベリーに含まれる抗酸化物質が、有害なフリーラジカルから細胞を保護するのに役立ち、精神機能低下を予防すると論文は結論づけている。

また、研究チームは、ベリーが動物やヒトの認知機能に及ぼす影響を調べた論文群を再検討した結果、ベリーには、ニューロン(神経細胞)の情報伝達方法に変化を及ぼす作用があることを突き止めた。これが結果的に脳の保護に役立っていた。

このニューロンの変化は、運動制御や認知機能を向上させるだけでなく、ニューロンを損傷させる脳内の炎症を予防する効果もあった。

過去の研究では、ベリー類が脳内の毒性物質を清掃しリサイクルする「ハウスキーパー(世話係)」として活動し、記憶障害を予防する効果があることも分かっている。

(c)Relaxnews/AFPBB News
http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2865086/8637619



1日数粒のベリー摂取が精神機能低下など、加齢に伴う疾患の予防に役立つとする研究内容です。

関連リンク



2012年3月16日金曜日

2012年3月15日木曜日

使われなくなったブラウン管テレビのガラスを再利用し放射線遮る材料開発

使われなくなったブラウン管テレビのガラスを再利用して、放射線を遮る効果を高めたコンクリートなどの新たな材料を茨城県つくば市の研究機関と民間企業が開発しました。今後、放射線の防護対策などに応用できると期待されています。 開発したのは、つくば市の物質・材料研究機構と大手建設の清水建設など民間会社2社です。

ブラウン管テレビのガラスには電磁波を遮るために最大25%の鉛が含まれていて、放射線を遮る効果もあります。

この性質に注目した物質・材料研究機構などは、使われなくなったブラウン管テレビのガラスを砕いて混ぜ込んだコンクリートとゴム状樹脂の2種類の材料を開発しました。
このうち、開発されたコンクリートは、50センチの厚さで、放射線を遮る効果が従来のコンクリートよりおよそ2倍高まるということです。

物質・材料研究機構などでは、これらの材料は、今後、放射線の防護対策などに活用できると期待しています。

清水建設の黒田正信副本部長は「有用な素材をリサイクルして、原発事故に苦しむ人たちの役に立てるようと開発した。放射線量が高いがれきや土砂を保管する容器などに活用していきたい」と話しています。


ブラウン管から放射線遮る材料
2012年3月12日 21時54分 NHKニュース


放射性物質に汚染された土壌を保管する「中間貯蔵施設」の囲いなどへの活用が期待できるますね。

藤沢 数希¥ 735


2012年3月14日水曜日

老化を遅らせ長寿になる秘訣は空腹状態を保つこと


老化を遅らせ長寿になる秘訣について、
イスラエルの研究機関からはっぴょうされました。
カラパイヤで詳しく記載されています。
一部抜粋

イスラエルのバール・イラン大学研究チームは、「サーチュイン遺伝子」を活性化することで、マウスが約15%長生きするという研究結果を2月23日付の電子版学術誌『ネイチャー』に発表した。

サーチュイン遺伝子は長寿遺伝子”、“若返り遺伝子”とも呼ばれ、日本のテレビなどでも話題となった遺伝子だ。哺乳類が有する7つの同遺伝子のうち、欠損すると加齢症状に似た異常が出る「サーチュイン6」に注目した同チームは、遺伝子組み換え技術で、この遺伝子の働きを高めたマウスを2系統作成し、寿命の変化を調べた。その結果、オスのマウスでは、平均寿命がそれぞれ14.8%と16.9%延びたという。

つまりはサーチュイン遺伝子を活性化させることが不老長寿の鍵を握るわけなのだが、さてどうすればこの遺伝子が活性化するのか?  その秘訣はカロリーの摂取を抑え、空腹状態を保つことにあるという。

サーチュイン遺伝子は、老化やがんの原因とされる活性酸素の抑制や、病原体のウイルスを撃退する免疫抗体の活性化、さらに全身の細胞の遺伝子をスキャンして修復するなど、さまざまな老化防止機能をもつとされる。1999年にマサチューセッツ工科大学生物学部のレオナルド・ギャランテ教授により酵母から発見された。その後の研究でこの遺伝子を活性化すると、ショウジョウバエの寿命は30%、線虫の寿命は50%も延びることが判明している。

現時点ではまだ「人間の寿命」に対する効果が学術的に証明されているわけではないが、実はマウスのように遺伝子組み換えをしなくても、「サーチュイン遺伝子のスイッチを入れる方法」がすでにわかっている。  それは“腹ペコ”で我慢することである。

「飢餓状態になると、サーチュインが活性化されることが判明しています。サーチュインが指令を出して、ミトコンドリアやタンパクの凝縮したものなど、細胞内にある老廃物を排除するオートファジーという機構が働き、細胞が若々しくなるのです」(金沢医科大学・古家大祐教授)

サーチュイン遺伝子は、空腹の状態、つまり摂取カロリーが減ると活性化する。これは動物としての防衛機能と考えられ、食料が減って養分が足りなくなると、細胞レベルの損傷を防ぐために修復機能が活性化するというわけである。

米ウィスコンシン大学では、アカゲザル約80頭を使って20年にわたってカロリー摂取制限の実験を行なってきた。食事を十分に与えられたサルは体毛が抜け、身体にもシワが多いのに対して、30%のカロリー制限を受けてきたサルは、体毛はフサフサで肌にも張りとツヤがあり、若々しさに溢れている。

http://karapaia.livedoor.biz/archives/52072007.html


南雲吉則¥ 1,470


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2012年3月13日火曜日

ショーン・エイカーが語る「幸福と成功の意外な関係」と幸福になって成功するための5つの方法



ショーン・エイカーが述べるポジティブ心理学。
彼の論理によると現実というものによって私たちが形作られているわけではなく
脳のとらえ方によって現実が形作られているといいます。

成功する可能性の多くはIQよりも精神的な姿勢にかかっている。
つまり、「成功によって幸福になる」のではなく「幸福になることで成功する」というのが科学的に正しいアプローチだといいます。
毎日たった2分30秒でできることを21日間続けるだけで、現状に幸福を感じる方法があると述べています。

現状に幸福を感じる方法

  1. ありがたく思うことを毎日新たに3つ書くことを21日間続ける
  2. 過去24時間のポジティブな体験を日記に書く
  3. 運動をする
  4. 瞑想をする
  5. 意識して親切な行動を取る
この5つの方法を意識して行うことで、現状を幸福に感じ、活動のパフォーマンスを上げることができるといいます。
毎日たった2分30秒で21日間続ければいいだけです。
できそうですね。


関連リンク



2012年3月12日月曜日

ニューヨークにある小さな会社の「事業計画」の代わりに描いたという彼らのマニフェスト

これは、”HOLSTEE”のという、ニューヨークにある小さな会社の「事業計画」の代わりに描いたという彼らのマニフェストです。 心に刺さりました。

This is your life.
Do what you love, and do it often.
If you don’t like something, change it.
If you don’t like your job, quit.
If you don’t have enough time, stop watching TV.
If you are looking for the love of your life, stop; they will be waiting for you when you start doing things you love.
Stop over analyzing, life is simple.
All emotions are beautiful.
When you eat, appreciate every last bite.
Open your mind, arms, and heart to new things and people, we are united in our differences. Ask the next person you see what their passion is, and share your inspiring dream with them.
Travel often; getting lost will help you find yourself.
Some opportunities only come once; seize them.
Life is about the people you meet and the things you create with them, so go out and start creating.
Live your dream, and wear your passion.
Life is short.

これはあなたの人生です。
自分が好きなことをやりなさい。たびたびやりなさい。
気に入らないことがあれば、それを変えなさい。
今の仕事が気に入らなければ、やめなさい。
時間が足りないのなら、テレビを見るのをやめなさい。
人生をかけて愛する人を求めているのなら、やめなさい。その人は、あなたが自分の好きなことを始めたときに現れます。
考え過ぎるのをやめなさい。人生はシンプルです。
あらゆる感情は美しい。食事は一口一口味わいなさい。
新しいことや人々との出会いに、精神を、両腕を、そして心を開きなさい。
私たちは、違いがあるから結びついているのです。
自分のまわりの人々に、何に情熱を傾けているかを聞きなさい。
そして、その人たちにあなた自身の夢も語りなさい。
たくさん旅をしなさい。
道に迷うことで、新しい自分を発見するでしょう。
チャンスは一度だけしか訪れないのだから、それをしっかりつかみなさい。
人生とは、あなたが出会う人々であり、その人たちとあなたが作り出していくものです。
だから、待っていないで何か作ることをはじめなさい。
自分の夢を生き、その情熱を身にまといなさい。
人生は短いんだから。

自分のありのままと向き合いながら。
自分自身が情熱をそそげるものを創り出していく。

このマニフェストをみて思ったことです。

2012年3月9日金曜日

世界最大規模の海上風力発電を福島県沖で実験

原発事故によって注目が高まっている再生可能エネルギー分野を巡り 大手商社の丸紅や東京大学、大手メーカーなどが共同で、洋上での風力発電の大規模な実証実験を、福島県沖で始める計画が明らかになりました。
発表によりますと、この実験は、東日本大震災の復興につなげようと経済産業省の委託で行われるもので、丸紅や三菱重工業、新日鉄など合わせて10の企業と東京大学が参加します。

計画では、平成27年度までに、福島県の20キロから40キロの沖合に3基の風力発電機などを設置し
洋上での大規模な風力発電の実証実験を行って、採算性や安全性のほか、周辺漁業への影響などを検証するとしています。
洋上での風力発電は、従来は海底に柱を立てて設備を設置していますが、今回は洋上に浮かべて発電を行うということで、グループではこうした大規模な実験は世界的にもあまり例がないとしています。

グループでは、実用性が確認できれば、雇用などを生み出すことも期待できるとしていて、将来的には、洋上風力発電のノウハウの海外への輸出も目指したいとしています。
2012年3月6日 23時41分
福島県沖で風力発電の実証実験へ
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120306/t10013532181000.html


再生可能エネルギーとして風力も昔から使われているエネルギー
低周波音などの問題があり、建設可能地点は限られています。

洋上であれば、その問題も関係なくなりますし、
日本だからできる技術となる可能性もあるかとおもいます。 この実証実験がうまくいき、建設が進めばいいと思います。


2012年3月8日木曜日

がんのリスクが4割減少する5つの生活習慣



がん:五つの生活習慣の実践でリスク4割低下

禁煙や塩分控えめの食事など五つの生活習慣を実践すると、がんのリスクが4割程度減少するという研究結果を国立がん研究センター(東京都中央区)がまとめ、5日発表した。五つの習慣のうち一つでも多く実践するほどリスクは減少していくという。オランダの医学誌に掲載された。

 90年代後半に45~74歳だった7万8548人(男性3万6964人、女性4万1584人)を06年まで追跡し、がんのリスクを下げると言われている五つの生活習慣とがんの発生率との関係を調べた。

 その結果、禁煙▽節酒(1日日本酒1合以下を週6日以内)▽塩分控えめの食事(タラコ4分の1腹を月1回程度)▽活発な活動(1日に男性でスポーツ1時間以上、女性で立ったり歩いたり3時間以上)▽適正な体重(体格指数=BMI=が男性で21~27、女性で19~25)の五つの生活習慣のうち、二つを実践しているグループは、ゼロまたは一つだけ実践しているグループに比べ、がんのリスクが男女とも14%低下した。さらに実践している生活習慣の数が多いほど、男女ともリスクが直線的に低下し、五つすべてを実践すると、男性で43%、女性で37%低下することが分かった。

 調査結果を分析した同センターの笹月静予防研究部室長は「今より一つでも生活習慣を変えられれば、がんのリスクは確実に低下する。生活を見直すきっかけにしてほしい」と話している。【斎藤広子】

毎日新聞 2012年3月5日 11時46分(最終更新 3月5日 18時16分)
http://mainichi.jp/select/science/news/20120305k0000e040178000c.html

こんなニュースがありました。

がんのリスクが4割減少する5つの生活習慣まとめ

  1. 禁煙
  2. 節酒(1日日本酒1合以下を週6日以内)
  3. 塩分控えめの食事(タラコ4分の1腹を月1回程度)
  4. 活発な活動(1日に男性でスポーツ1時間以上、女性で立ったり歩いたり3時間以上)
  5. 適正な体重(体格指数=BMI=が男性で21~27、女性で19~25)

禁煙
節酒
塩分控えめの食事
3つはできそうだ。
そして、体重もキープできるかな。


1時間の運動はちょっと難しい。


アピデ¥ 2,457

2012年3月7日水曜日

一週間に3分間の運動だけで健康になれるという驚きの研究結果とその方法



一週間にたった3分間ある運動をするだけで、
数時間分の一般的な運動の効果が得られるというニュースです。
3分間という制限の運動時間なんてウルトラマンを連想してしまいますが。

イギリスを含め多くの国の研究で明らかになっていることだそうです。

ただし、普通のエクササイズ方法とはちょっと違います。


一週間に3分間の運動だけで健康になれるという驚きの研究結果とその方法

実のところ非常にシンプルです。
エアロバイクに乗り、数分間ゆっくりとこぎます。
それから、20秒間、全速力で運転するのです。
数分間で呼吸を整え、20秒間フルスロットル。
もう数分間を穏やかにサイクリングし、最後の20秒は猛スピード。
それで終わりです。

効果

Jamieと、私が話した他の研究者らによると、HIT(High Intensity Training 高強度訓練)は、
典型的なエアロビクス体操よりはるかに多くの筋肉組織を使用するとのことです。

HITを行なっているとき、脚の筋肉だけではなく、
腕や肩など上半身も使っています。
これによって、体の筋細胞の80%が活性化します。
ウォーキングや、控えめな強度のジョギングやサイクリングでは20~40%に過ぎません。

まとめ

短時間で自分の限界に挑戦すること。
エアロバイクは一例に過ぎず、他の方法でも応用できる。
運動の量でなく質。
ダイエット効果も3分ぐらいででないのだろうか?

参考サイト



2012年3月6日火曜日

原発事故で汚染された土壌の放射性セシウムを99.9%除去できる技術



汚染土壌のセシウム、加熱処理で除去 99.9%が揮発

汚染土壌のセシウムを加熱処理し揮発させ、フイルターを通すことで99.9%セシウムを除去する方法を 太平洋セメント(本社・東京)や中央農業総合研究センター(茨城県つくば市)などの研究チームが開発した。 除染作業後の汚染土の保管量の減少につながると期待される。

 チームは福島県内の農地の汚染土に2種類のカルシウム化合物を加え、1350度まで加熱。セシウムの99.9%が揮発してフィルターで回収できることを確かめた。カルシウム化合物の添加で、土壌の粒子とセシウムの結びつきが弱まるのが今回の技術のポイントという。

 小型の電気炉で1時間加熱する実験では、土壌中に含まれる放射性セシウムが1キロあたり6万7300ベクレルから同29ベクレルへと激減した。

朝日新聞デジタル 2012年3月1日11時31分
http://www.asahi.com/national/update/0301/TKY201203010146.html

放射性セシウムの除染作業
そして、汚染土の保管量の減少につながる
素晴らしい技術だとおもいます。
技術の早期実用化に期待をしたい。

関連リンク



2012年3月5日月曜日

マグネシム燃料電池 低コストで無害なエネルギーの燃料物質をつくる



東北大学未来科学技術共同センター教授の小濱泰昭氏が
2012年1月26日に発表した「Mg燃料電池」は、再生可能であるところに特長がある。
「太陽エネルギーを使ってMgを精錬するめどがついており、効率よく量産可能な燃料電池が実現する」(小濱氏)。
Mgは地球上で8番目に多い元素であり、海水にもMgCl(塩化マグネシウム、にがりの成分)として大量に含まれている。 レアメタル問題を起こすこともなく、人体にも無害だ。

マグネシウムが変えるか、日本のエネルギー問題


マグネシム燃料電池はどのような点で優れているか

電池としてのエネルギー密度が高く、小型化に向く

小セルでの実験値は1464mAh/gであり、これはリチウムイオン二次電池の5倍以上に当たる。 今回開発したMg燃料電池はまだ小型化の取り組みが十分進んでいないが、鉛蓄電池(35Wh/kg)や、ニッケル水素二次電池(60Wh/kg)を既に上回っており、リチウムイオン二次電池(120Wh/kg)がすぐ目の前に見えている性能だ)。


低コスト化が可能

。原料金属が安価であることなどから「電池の実装について協力を求めた古河電池によれば、60Ah、12Vという開発品と同じ容量のPb電池(2万円)を示して、この半分にはできる」(同氏)という。つまり1万円が目標になる。


「寿命」が長い

ここで言う寿命とは、いわゆるサイクル寿命ではない。電池内部にエネルギーを蓄えたまま、どの程度の時間、放置できるかという意味での寿命だ。二次電池は自己放電を起こすため、満充電状態にしても数カ月単位でエネルギーを失ってしまう。「Mg燃料電池は電解液を入れない状態で放置すれば50年、100年持つと考えている。このような性質は非常用電源として優れている」(小濱氏)*4)。


マグネシム燃料電池はエネルギー問題に対してどのような意味を持つのか

小濱氏
これまでは経済発展のために原子力発電は仕方がないことだ、というのが国全体の方針だった。このような方針の前提は、電気は貯められないものだという主張である。だが、私のMg燃料電池は、太陽エネルギーをMgの形に貯めることができる。Mgはモノだから、輸送も可能だ。送電線で長距離送電する場合と異なり、効率低下もない。

これからは「燃料を作る時代」に入ったということを主張したい。化石燃料や原子力はもう50年もたない。その後は燃料物質を作るしかない。ちょうど食料を調達するために、当初は直接採取だったものが生産(農業)に変わっていったようなものだ。  燃料を作る際、太陽エネルギーを利用すれば、Mgを作り出して消費しても、元のMgに復元できる。このようなサイクルを成り立たせる研究を続ける。


エネルギー物質をくることができ、 かつ、それを利用できるような未来になってほしいとおもう。

参考リンク

2012年3月2日金曜日

玄米を精米して水で研ぐと、放射性セシウムを7割以上除去できる



玄米セシウム7割除去 精米後、水で研げば効果 放医研

放射能で汚染された玄米を精米して水で研ぐと、
放射性セシウムを7割以上除去できることが、
放射線医学総合研究所の田上恵子さんの研究でわかった。

現在、国の暫定基準値を超える米は市場に出回っていないが、
心配な人はよく水で洗うことで汚染を除けるという。
福島県内で採れた約200ベクレルのセシウムで汚染された玄米と、
82~98%に精製された米を水が透明になるまで、
研いだ後の米のセシウム濃度を比べた。
その結果、一般の白米と同じく91%まで精製した後に米を研ぐと、
73%のセシウムを除去することができた。
精製割合を80%台にしても、除去率はほとんど変わらなかった。

田上さんは「国の検査は玄米で測っており、たとえ数十ベクレルの値が出ていても白米を研げば、3分の1以下になる。安心して食べて欲しい」と話している。

[朝日新聞]2012年2月29日18時51分 http://www.asahi.com/science/update/0229/TKY201202290260.html
こんなニュースがありました。
賛否はあるとおもいますが、
私自身は専門的なことがわからないですが、
明るいニュースと捉えています。


このニュースを受けてコメントをしているブログもありました。
セシウムの化合物は水に溶け易いので、このことは容易に推測できる。
同じアルカリ金属でも、イオン化傾向には差があり次の順が知られる。

リチウム (Li)>セシウム (Cs)>ルビジウム (Rb)>カリウム (K)>ナトリウム (Na)

すなわち、セシウムはリチウムに次いで二番目にイオン化傾向が強い(溶け易い)ので、
カリウム (K)とかナトリウム (Na)を含む物質(食塩とか重曹)を少量添加して
お米を研ぐことにより、除去率をもっと上げられるのではないかと思います。
http://zaq.ne.jp/users/kazo/article/63/



486287066X
除染食品のすべて―子どもを放射能から守る [単行本]

2012年3月1日木曜日

「海をダムに見立て海中で水力発電」 実現すれば原発1000基分の発電も可能



原発事故に伴う電力不足が懸念される中、神戸大学大学院海事科学研究科の西岡俊久教授(63)が「海洋エネルギーを活用した大規模発電装置の仕組みを発明した」と発表した。海を巨大ダムに見立て、海中で水力発電を行うという独創的なアイデア。理論的には原子力をはるかに上回る発電が可能といい、国際特許を申請している。(今泉欣也)  西岡教授は、破壊動力学の第一人者。物体に亀裂ができるメカニズムを解明するなどし、文部科学大臣科学技術賞、兵庫県科学賞などを受賞している。  海洋発電を考えたきっかけは、英スコットランド行政府が2008年に創設した「サルタイヤ賞」。海洋エネルギーだけを利用した革新的発電技術の開発者に賞金1000万ポンド(約12億円)を贈る賞で、西岡教授は地球の端が滝になっている「地球平面説」の絵からヒントを得たという。  海洋発電装置は、大型船のような海上浮遊物と海中の発電機2基、海中の配管で構成される。  まず、海水が海上浮遊物に付設した配管に入り、水の勢いでタービンを回して発電。海水はその後、潜水艦のような耐圧容器に入った海中に向けて配管内を落下し、発電機のタービンを回す。電気は海底ケーブルなどから陸上に送電し、海水はモーターを使って容器外に排出する。  配管の素材として用いる「スペクトラ繊維」は、鉄の10倍の強度。「金属疲労が生じず、かつ軟らかいので巻いて収納できる」と西岡教授。発電量は水の流量と落下の高低差で決まり、「例えば、海中の発電機が深さ千メートルであれば原発千基分(1基分の発電量約100万キロワット)の電気を作り出すことも可能だ」と強調する。  西岡教授は「ばかげた話と思うかもしれないが、実現すればクリーンな自然エネルギーで国全体の必要量を賄える。兵庫県内の企業など日本の英知を結集し、可能性を探りたい」と話している。


実現すれば夢のような話です。

こちらにもアイデア

海洋エネルギーを活用した大規模発電の簡略化


いずれにせよ、暗いニュースより明るく希望がもてることがたくさんでるほうがいい。


関連リンク



西脇 文男¥ 903


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