Newton (ニュートン) 2012年 03月号 [雑誌] [雑誌]
ニュートンの3月号を読んでいると。
”光でがんを退治”という小さな記事がありました。
これはスゴイとおもって調べていると。
ニュースなどで2011年11月8日に取り上げられていたようだ。
けっこうスゴイことだと思うんだけど、 サイエンス系やら医学系のニュースをみているのに
入ってこなかった。
取りこぼしていていただけでもあるが。
もっと大々的に取り上げられてもいい内容だと思うので シェアしたい。
がん細胞 近赤外線で退治
マウス実験8割効果
近赤外線を当てる方法で、他の細胞を傷つけずに
がん細胞だけを退治することに、米国立衛生研究所(NIH)の
小林久隆主任研究員らのチームがマウスを使った実験で成功。
6日付の米医学誌ネイチャーメディシン(電子版)に発表した。
がん治療には外科手術のほか、放射線照射や抗がん剤投与などがあるが
チームが開発した方法は副作用が小さいとして、2~3年以内の臨床応用を目指している。
チームは、がん細胞にあるタンパク質と結び付きやすい「抗体」に
特定の波長の近赤外線で発熱する化学物質を取り付け
悪性がんを移植したマウスに注射した。
悪性がんを移植したマウスは通常、18日以内で死ぬが
この抗体を注射したマウス10匹に近赤外線を4週間に1回、計4回照射すると
うち8匹でがんがほとんど消滅し、
1年以上も生存した。がんの再発もなかったという。
小林さんによると、近赤外線は10センチ程度は体に浸透するため
人間での応用も可能という。
小林さんは「発熱する化学物質を取り付ける抗体は
肺がんと乳がん、悪性リンパ腫、前立腺がんで米国などで承認されており
まずこれらのがんを対象に臨床応用を進めたい」と話している。
参考ページ
石原 結實¥ 1,365
|
岡崎 公彦¥ 1,050
|
0 件のコメント:
コメントを投稿