メタンハドレートの採掘の実験が2012年2月に始まりました。
海底に眠る天然ガスの一種「メタンハイドレート」の採掘試験が今月中旬から愛知県沖で始まるのを前に、試験用の井戸を掘削する海洋研究開発機構(JAMSTEC)の調査船「ちきゅう」が10日、停泊地の清水港(静岡市)で報道陣に公開された。 調査船は、全長210メートル、約5万6700トン。高さ約100メートルの「やぐら」が船上に組まれ、ドリルを取り付けるクレーンがつり下げられている。水深約1000メートルの海底から深さ300メートル程度の井戸を4本掘る。このうちの1本を使い、来年1月からガスを産出する。残り3本には温度計を埋設し、メタンガスと水が結晶化してメタンハイドレートができる際に起こる温度の変化を調べる。
(2012年2月13日15時32分 読売新聞)
次世代のエネルギーとされるメタンハイドレート
個人的に気になることは
1.クリーンなエネルギーなのかどうか?
2.日本にとって何かプラスとなるエネルギーなのかどうか?
ちょっと調べてみると。
メタンハイドレートはクリーンなエネルギーなのか?
温室効果が高いエネルギーでないほうがいいにきまっています。下記サイトのよると
メタン量は石油、石炭よりも少なく、エネルギー単位当たりの二酸化炭素放出量は減少します。 全体としての温室効果は石油の場合に比べて約2/3になります。とあることから。
メタンハイドレート入門
二酸化炭素は出すが、石油と同じエネルギーを使う場合は排出量は 少なくなるようです。
メタンハドレートの日本近郊の埋蔵量
Wikipediaによると日本近海は世界有数のメタンハイドレートの埋蔵量を誇っており
日本で消費される天然ガスの96年分以上があるとされている。
2008年現在、日本近海は世界有数のメタンハイドレート埋蔵量を誇っている。本州、四国、九州といった西日本地方の南側の南海トラフに最大の推定埋蔵域を持ち、北海道周辺と新潟県沖、南西諸島沖にも存在する[3]。また、日本海側にも存在していることが独立総合研究所の調査よりわかっている。
日本のメタンハイドレートの資源量は、1996年の時点でわかっているだけでも、天然ガス換算で7.35兆m3(日本で消費される天然ガスの約96年分)以上と推計されている。もし将来、石油や天然ガスが枯渇するか異常に価格が高騰し、海底のメタンハイドレートが低コストで採掘が可能となれば、日本は自国で消費するエネルギー量を賄える自主資源の持つ国になるという意見があり[7]、尖閣諸島近海の海底にあるとされている天然ガスなどを含めると日本は世界有数のエネルギー資源大国になれる可能性があるという意見もある。
Wikipedia
Wikipediaの情報によるとこれだけの埋蔵量があり
採掘コストがさがれば
資源を輸入している日本にとっては
かなりのプラスになるのではないかと思えます。
メタンハイドレートが実用化されたら、日本はエネルギーを輸入に頼る国から
エネルギーを自給できるようになり さらにはメタンハイドレートを輸出するエネルギー資源大国になるかもしれません。
自国でエネルギーを調達できれば、石油の高騰などで経済が不安定なったりする現状の 要素も解消されたりもするかもしれませんし。
採掘実験は始まったばかりですが。
ぜひとも、成功して実用化してもらいたいと思います。
関連リンク
有賀 訓¥ 1,680 |
石井 彰¥ 777 |
0 件のコメント:
コメントを投稿